みんなありがとう(※右打ち先輩除く) | カルデラ

みんなありがとう(※右打ち先輩除く)

~7月8日月曜日~



タタタタタッ パスッ(タバコを投げ入れる音)


ねりねりねりねりねちょねちょパトパトパト


私「こんばんわ貞子先輩!」

貞「…あらあら来たわね」

私「ええ、今日誕生日だったんで好きに打ち散らかしたらけっこう負けました!お金ください!」
貞「…あらあら誕生日?それはおめでとう」
私「えっ」
貞「…誕生日に負けるってつらいわよね、さリラックスして遊戯して」
私「あ、ええ、ああ…」
貞「…あらあらタバコしまわなくていいわよ、今日は特別、吸いながらゆっくり打ちなさい」
私「………」
貞「…あらあら、どうしたのよ?」
私「……誰だてめえ」
貞「…エッ?」
私「貞子先輩が誕生日ごときで私にそんなにやさしくなるわけないだろうが!」
貞「…で、でも特別にって…」
私「本物の貞子先輩だったらむしろ
  『誕生日?あたしにはこの先一生縁がないことだわねなにそれあてつけ?』
  ってなるはずなんだよ!てめえ!」
貞「…エッエッエッいや私そんなつもりじゃ…」
私「…! てめえさては右打ちだな!?」
右打ち先輩「!? なっ なぜばれたんですかッ」
私「テキトーに言ってみただけなのに図星かゴラァァァァア!」

右「あああああああっ僕としたことが初歩的な手に」
私「貞子先輩出せやあ!」
右「実はこの台の貞子さんは『井戸の中から出たくない』ということで…」
私「なんで」
右「なんせこの暑さでしょう。この台だけクーラーから当たりにくい位置にあるんですよ」
私「…意外と暑さに弱いんだな貞子先輩、霊のくせに」
右「いや暑いとかじゃなくて、死んでますからニオイが気になるらしくて…」
私「そ、そう、こっちにはニオイまでしないけど…じゃこの台打っても無駄だね」
右「ええですから僕が代わりに」
私「って貞子先輩が頼んだの?」
右「もちろん無断ですよ!(キリッ」

べしッべしッべしッ ←パトボタン連打

私「移動だ移動!」


私「結局またいつもの台か…よいしょ」
貞「…また来たの?こりないわね」
私「あっ貞子先輩!あなたは貞子先輩ですかッ!?」
貞「…とうとう暑さで頭にキタみたいね、前からだけど」
私「ああっこれはまさに… いやまてよ ええと私今日誕生日なんですよ」
貞「…誕生日にパチ屋に来るとかさすがのクズね、非社会適応者ね」
私「ああ今度こそ間違いなく貞子先輩、会いたかったです。では」スッ→万札投入

~4回転後~

プルプルプル(赤)ふとももしょうもんリーチタイトル(赤)小物(赤)

私「鏡の部屋でこれってことはビデオもしもし呪いの7日間小当たりですねハイハイ」

ビデオ→もしもし→運命を選択! パカパカ

私「あれ…     あっ!2Rついてる!めずらしい!ってか早い!」
  
プギャー!!!!

私「うわぁありがとうございます貞子先輩やさしい意外とやさしい」

~数回転後貞子先輩ステージ手落ち終焉→プギャー!

私「ありがとうございますできれば10Rで雫聴きたかったけどありがとうございます」
貞「…(カチン)」
私「ん?」

~数分後

…い~ち~  ぜ~ろ~  ガララーン
ヒダリウチシテクダサイ


私「おい貞子先輩」
貞「…よかったわね誕生日にオスイチできて」
私「谷村用語でごまかさないでください、即スルーってなんスか」
貞「…そういうこともあるわよ」
私「いやあきらかにいやがらせでしょ、ふとももリーチかかりまくったけど全ハズシって」
貞「…そういうこともあるわよ」
私「尋常じゃないリーチかかり具合でしたよ、8人くらい出て全部違うふとももでしたよ」
貞「…あの娘らもあんたの誕生日お祝いしたかったんでしょ」
私「誕生日祝うんだったらすぐにコケるんじゃねえって伝えておいてくださいぷんすか」
貞「…そうね、伝えておくわ」

~4回転後

ババババッバババババ(全消灯黒手形)


$カルデラ-右打ち先輩

右「どーも僕です!こんにちわ!いやこんばんわーーーーー!」

私「うっわあ」
右「誕生日ですってね!貞子さんから聞きましたよ!」
私「(貞子先輩…コイツには伝えなくていいのにブツブツ)」
右「なにか?」
私「いやなんでもない」
右「にしても水くさいなあ!僕とあなたの仲じゃないですか!」
私「誤解されるような言い方やめて」
右「じゃあっ盛大に祝わせてもらいますね!それっ!」

1回転目 小当たり
2回転目 小当たり
3回転目 小当たり

右「どうです!?」
私「これでドヤ顔の意味がわからない」
右「珍しいでしょ?小当たり3回転連続」
私「祝うんだったらリーチかけてよ」
右「あーリーチねー、ここでリーチかけると貞子さん呼ばなきゃならない決まりがありまして」
私「だ か ら リーチかけろっつってんだよ!」
右「それは僕の一存では決められませんッ(キリッ」
私「(どの台でももれなく面倒臭い奴だな…)」 ピロッ♪
右「あっほら、青壺でましたよ青壺」
私「あんたのステージで青壺になってもどうせ直前でステージ切替わって消えるんでしょうよ」
右「やだなあそんなこと、あっ猫ですよ」

猫「スルー」
猫「スルー」
猫「スルー」

右「…じゃ、僕はここで!」
私「やっぱ終わるんじゃねーかよ!!」


ポムッ
コローン

怨 念 注 入


私「え?」   …ベシ


 キュインキュインキュインキュインキュキュキュキュキュキュキュインッ♪


私「ええええええええええええええええええええ」

ミギウチシテクダサイ

右「はっはっはっサプライズせいこう~~~~はっはっはっ」
私「あんたやっぱキモい……でもありがとう」

♪ ~ ひ~とつぶの~あ~いを~ ♪

私「ああ荒牧さんの歌が誕生日に聴けてうれしい、ありがとう貞子先輩」
貞「…あたしは何もしてないけどね」
私「またまたさっき私が雫聴きたいっていったのかなえてくれたんでしょ?素直じゃないなあ」
貞「…(カチン)」
私「ん?」

~数分後~

私「おい貞子先輩」
貞「…今井戸上ってるところだからじゃましないで」
私「また単発スルーですか、今度はリーチも一切かけないってなんスか」
貞「…あの娘らに伝えたら『じゃあもう出ない!』って怒って帰ったわよ、自業自得よ」
私「私怒りましたから、おこですから、もうボタン押しませんから!」
貞「…そのねちょねちょした手で触られなくて幸いだわ」
私「もういいです!帰る、帰りますもう誕生日終わりそうだし!ふんだ!」
通りがかりのパレス「あっ当たってるじゃん~がんばって!」
私「あームリ無理、これ間違いなく抜けるから、終わるからちょっと待ってて」

…い~ち~  ぜ~ろ~~~~~

私「あ、赤文字&お母さん」
貞「…ほら押せば当たるかもよ」
私「最後の回転のおかあさんとか赤文字とか…そんなんに騙されませんよ!ふん!」

貞「…………」



プギャーーーーー


私「わあああああああああ」

(…まさか…)

私「えっ」

バリバリバリ 超大当たり~~~~

私「ええええええええええええええええ」

戻ってきたパレス「あっ最終回転で当たったんだ!?やったじゃんおめでとう!」
私「え、あ、うん…ちょっと待っててね」
パ「いいよー」
私「あっちょっとお願いがあるの、スマホの画面を貞子先輩に見せてあげてくれる」
パ「…は?」
私「貞子先輩スマホが好きなの、お礼に見せてあげて」
パ「あ、ああそうなの、ハイハイお安い御用」(…なんで私がお礼を…?)


~小一時間後~

私「ふーやれやれさすがに終わりそうだね」
パ「すごかったねー赤雷とかいっぱい出たね」
私「うん珍しいね、青→白のランクダウンとか珍しいのいっぱい見れた」
パ「私、脱出派だから、みちづれ系のリーチ見たかったけど、かからなかったね」
私「あーふとももどもはさっき帰っちゃったらしいからね」
パ「? …あ、ああそうなの」
私「君のスマホのおかげで貞子先輩ご機嫌だったね!ありがとう!」
パ「え?…あ、ああいや別に…でもやっぱすごいね一撃一万発だもんね」
私「うん、貞子先輩も言ってたよ!『…将子には負けない』って」
パ「(ブッ)←お茶をスマホに吹く音」

ヒダリウチシテクダサイ

私「ふー終わった。じゃお待たせ!ごめんね思ったよりかかって。何か食べよう!」
パ「う、うんうん今日はおごるよ!誕生日なんだし!」
私「いいよーそんなー …そう?悪いなあ、じゃあよろしく」
パ「早っ」
私「じゃあね貞子先輩ありがとう!」ベトベトズリズリ ←パトランプなでなで


貞「………とう」


私「ん?何か?」
貞「………いいからとっとと帰りなさいよ友達待ってるんでしょ」
私「はーいまた~」





なんつってちゃんと聞こえたからねー
おたおめありがとう!貞子先輩!